【ブランド戦略】フランク三浦がフランク・ミュラーに勝訴【話題のニュース】
今朝、家を出る前にフランク三浦の話題をテレビで取り上げておりました。
フランク三浦とはなんぞやと
高級時計のフランク・ミュラーのパチモン(パロディー商品)です。
フランク・ミュラーの時計は、文字盤の形が独特で、文字もお洒落です。
高校生の時、洋服が好きだった私は、デパートをふらふらしている時にフランク・ミュラーの時計を見かけて、めちゃくちゃイイネ!!と思いました。
まぁその値段を見て顎が外れて一週間ご飯が食べれなくなりましたけれど
時計の文字盤は丸いものであると思い込んでいた私にとって、青天の霹靂でした。
そんなオシャンティーな高級時計、贋物が出回るのは世の常でございまして、中国でスーパーコピーが廉価で入手可能だのなんだの聞きます。(※スーパーコピーの輸入はアウトらしいですよ~一個買って持って帰るのも税関で止められるって聞いたことがあります。まぁ、よろしくないでしょう)
高級品には手が届かないけど、それっぽいものが欲しい人はいるものです。
それが本物に見えれば、上記のような方々は喜んで買うでしょう。
問題なのは、そういった贋物が廉価販売されることで、高級ブランドのブランド価値を引き下げるということです。
高級ブランドの最大の強みは、所有者にとってのステータスです。
誰もが気軽に手に取れる値段ではない故の、特別感。
労働の対価として金銭や地位を獲得し、苦労して手に入れた一品が、一日アルバイトしたら稼げる価格のパチモンと、一瞬見ただけでは区別がつかない・・・
ステータスや特別感を求めるリッチ層は、本物を購入することをためらうようになるでしょう
そんなこんなで、本家のフランク・ミュラーから訴えられていたフランク三浦ですが・・・
フランク三浦が勝訴www
フランクミュラーの独特な文字盤のデザインを模しているのですが商品説明の段階から、
「オシャレ」と「シャレ」を愛する大人におくる、完全オリジナルブランド『フランク三浦』(※サイトより転用)
洒落だと公言しております。
「PUMA」のパロディで「KUMA」などといったような商品が、観光地のお土産売り場でたまに売られています。
フランク三浦もそのような類の商品ですが、サイトの作りも凝っているし、商品説明も面白いし、是非一度覗いて見てください笑
思わずニヤリとしてしまいます。
今回の件ですが、フランク・ミュラーの商品価値を下げるものではなく、フランク・ミュラーを再度世間に知らしめる役割も果たし、なおかつフランク三浦の知名度も上げたと、個人的には思っております。
ただ、本家フランク・ミュラーの主張「ただ乗りだ!!」という意見もごもっともです。
三浦を見て、いつか本物を買おうと思う人の数より、本物は持っているけれど、笑いのネタとして三浦を買おうかなという人の数の方が多いでしょう。また、本物は持ってないけど、ネタとして買おうという人もいるでしょう。購入しやすい値段ですし。
ただし、仮に三浦から本家に流れた場合、一個でも売上額は大きいです。三浦のサイトにも、本家は300倍の値段と書かれていますし笑 可能性はゼロではありません!
黙ってデザインをパクって、さも本物ですといった感じで売っているわけではありませんし、どうか本家フランク・ミュラーさんに洒落ということで許していただきたい。
これを機に和解して、両者がコラボなんていう展開もおもしろそうですけど、ターゲット層が真反対なのでありえないか・・・ちなみに私はネタとして三浦を購入を検討中ですが、品切れ商品が多数!残念!!